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ネット検索でどれぐらい適切な情報に迫れますか!?
ネット検索は万能!?
このブログもその類なのですがネット検索でどれぐらい適切な(自分にあった)医療情報に迫れるか?を考えてみました。私の置かれている状況は、情報発信している側でもあり、他の分野に関して検索することがあります。
結論から言いますと、残念ながらネット検索ではほぼ無理というのが私の結論です。ですから日々、直接足を運んで情報収集している次第です。おそらく人工知能が発達しても最初はかなり残念な感じになるのではないでしょうか?
なぜかと言いますと、医療情報の更新されていくスピードが早いこと、良い情報がすべてWEB上に載っているわけではないということ、さらに意外とクローズドなネットワーク内で情報が交換されていること、さらにわざわざ有料で得た情報をすべてWEBに上げるとは限らないということです。
私の専門外の場合にどうするか?と言いますと、直接その専門筋の方にリアルな情報を聞いています。と言っても面識がないとさすがに難しいですので、面識のある各科医師、歯科医師、複数人に聞きます。決してネット情報だけを信用したりはしないのです。
新聞で読んだ、テレビで見た、雑誌で読んで初めてその意見を信じるという方がいらっしゃいます。
残念ながらそれらの2次、3次情報媒体に関して私は全くもって信頼をしていません。正直、不要です。
それぐらい医療情報には格差があります。
エビデンス!?
またエビデンスがない医療情報というのもあります。実際にはエビデンスというのは格付けがありましてどれぐらい信頼できる試験が行われて証明されているかランク付けがあります。エビデンスがない情報というのはいかがでしょうか? エビデンスがない=信頼に足りないと早合点してしまうのは非常に危険です。
エビデンスの格付けを上げるための試験が組みにくいジャンルというのがあるのです。
例えば当院で確立している治療法の一つで、内服により歯の知覚過敏を治療するというものがあります。これは、英語で検索してもこの情報は出てきませんので、エビデンスはないということになります。しかしながら、知覚過敏が治ったと体感されている患者さんはたくさんいらっしゃいます。エビデンスはないのに治るということは、今後エビデンスとして確立されていくものの候補であろうと解釈できます。では、いつ頃このエビデンスがある治療となるでしょうか? 残念ながら、これを研究する大学研究者がいませんので未定です。私が研究して発表すればいいと思いますが、もう一つ問題が生じます。あまりにも安い治療法なので経済を回すようなものではないのです。ということは、資本主義社会の宿命で興味を持たれることはあるものの企業がそこに乗ってこれないとなります。もしそうなれば、大資本の既存のイマイチ効かない知覚過敏薬を売っているメーカーは薬が売れなくなります。
面白いものですね。
何が言いたいかといいますと、それだけの医療情報の差がありますので検索ばかりされるのではなく、直接足を運んで相談された方が早いですよということです。そして、無料相談というのもありますが、明らかに有料相談の方が価値がある情報が得られます。情報検索の時間を減らすということは、時間の無駄を減らすということです。検索では大まかなことしかわかりません。
浦安市で歯科のことに関してお困りの方は是非一度ご相談ください。院長 青山達也