浦安市の歯医者|新浦安駅のローズタウン歯科クリニック

セラミック治療のよくある例 その21 劣化した金属のかぶせものをやりかえたケース

 

金属の耐用年数は20年ほどと言われますが、それよりも長く使われている方が結構多くいらっしゃいます。

表面が酸化したり腐食したりしていなければ特に問題はないかと思いますが、

この方の場合は真っ黒に近い状態に変性しておりました。

実は劣化しているからというのが第一の理由ではなく、

取外しの義歯を新しく作成し直すことになり、この歯があとあとで問題を起したり、やりかえになる可能性が高いため先手を打つことになったのでした。

金属に穴をあけて歯内治療のやり直しを行います。

 

ラバーダムは必ず必要ですね!

まさか、保険の給付にラバーダムという項目がないからといって

歯内療法にラバーダムをしない!というのはまったくのナンセンスです。

ラバーダムなしの歯内療法がされているのは日本ぐらいじゃないでしょうか?

ここは経営的に持ち出しでもラバーダムをするべきでしょう。

 

マイクロスコープで歯の中を丹念に探ります。

未処置の根の入口が見つかりました。

 

そこをキレイにし直して(トータル3時間ほどかかっています)、

グラスファイバーで中を補強と密閉を行い、

セラミックのかぶせものを接着しました。

 

さて、取外し式の義歯をご主人が作られたのと同じタイプで新しくしたい!

というご希望がありましたので、その後義歯を作りました。

(写真はありませんがご主人の状況がこんな感じです)

下あごの両側に歯がない状態で・・・

 

右側がこんな感じ、

 

左側はこんな感じです。

 

従来の金属製の支えに比べると、面で支えるという特徴がありますので、

失った歯が少なくてインプラントをしたくない、

多少取り外しの煩わしさがあってもいいという方にはお勧めしています。