浦安市の歯医者|新浦安駅のローズタウン歯科クリニック

セラミック治療のよくある例 その20 矯正治療後に銀歯をセラミックにやり変えたケース

歯列矯正治療をすると治療前後でかみ合わせが変化します。

以前のかぶせものでは咬みづらいということが往々にしておきます。

 

これは矯正治療前に予測して、あらかじめお伝えしておきますので

矯正治療後いきなり歯のやりかえをしましょう!とはならないように配慮しています。

 

この方の場合も約2年前にあらかじめお伝えしておきましたので、

今回矯正治療終了と同時に修復治療に入ることになりました。

 

歯の山のところが不自然な凹み方をしています。

以前のかみ合わせでは歯の長軸方向に対して無理な力が加わっていた可能性があるということです。

 

 

銀歯を外して(もちろん、ラバーダムをした上で金属の削片の飛散に配慮して)、

それから歯の中の治療を行い、

グラスファイバーの土台を接着しました(ここまでで3時間ほど1時間3回)。

 

かぶせものを接着します。

こんな感じになりました。

歯の上下左右の位置関係は矯正治療で補正されていますので、

きれいな形で仕上げることができました。

 

前後で比較してみましょう。

 

第一大臼歯という6歳ではえてくる大きな歯です。

面積が広いのでここが銀歯になっているのと、白いのでは全く印象が異なります。

 

40代50代60代の方で修復治療を行う場合に、

力学的なデメリットが非常に高く、

矯正治療をした方がメリットが非常に高いと考えられる場合があります。

治療の選択は患者さんにゆだねられますが、

あまりにも問題が起きそうな場合はセラミック治療をお勧めできないことが稀にありますのでご了承ください。

 

あくまでも、長く使っていただける条件が整ってのセラミック治療です。