浦安市の歯医者|新浦安駅のローズタウン歯科クリニック

セラミック治療のよくある例 その36  2時間で2本終了するケース

 

銀歯がとれてきたということで来院された方です。

実は2カ所銀歯がとれていて、1カ所はしばらく放置されていたそうです。

 

見てみますと、一見むし歯になっていないようです。。。

 

こちらが1カ所目。

 

そしてこちらが2カ所目。

 

2本ともセラミックで治療することになりました。

 

 

まずはコチラ。

丁寧に削っていきますとどうも怪しいところがあります。

それがコチラ。

 

どうも中で広がっているように見えます。

色が怪しい。

 

 

やはり、探ってみると一部柔らかくなっています。

でもほんの一部だけです。


 

特殊な光を当ててみるとやはり普通ではありません。

 

結局、柔らかいところを取り除いていくと

ぽっかりと穴があきました。

 

 

これがなかなか取りきれず、20分ほどかかっています。

予約の時間が30分でしたらまず無理。。。

15分の予約でむし歯治療をしているクリニックがあるそうですが、

見えているのでしょうか?

肉眼だったら見過ごすでしょう。

 

露出した象牙質をコーティングして保護し、

穴を樹脂で埋めていきます。

 

光で効果させています。

 

形を整えてスキャンし、セラミックを作成します。

 

できあがったセラミックを装着していきます。

 

セラミックを接着しました。

ここまで約60分ほどかかっています。

むし歯を取り除くのに意外と時間がかかってしまったからです。

 

さあ2本目にとりかかります。

やはり、虫歯は一見なさそうです。

 

 

 

怪しいところを削っていくと、まず2カ所に見つかりました。

 

 

さらに、怪しいところ、

特にミクロの亀裂が入ってる部分は要注意です。

細菌感染が起こって虫歯になっている可能性が非常に高い!

 

 

歯と歯の間です。

ああ、やっぱりありました。

 

 

12倍で拡大してみますと、こんな感じ。

 

またしてもむし歯を取るのに一苦労です。

やはり20分ぐらいかかっています。

 

 

通法どおりスキャンして作成したセラミックを接着していきます。

 

 

しっかりと封鎖できているようです。

 

前後の比較をしてみましょう。

 

これが1本目。

 

そして、これが2本目

 

それぞれで60分ほどかかりました。

 

時間がかかったむし歯を取り除く処置ですが、

拡大視野下での処置でなければ見過ごしてしまった可能性が大きいです。

 

肉眼で同じことを同じ時間でやるのは無理です。

 

裁縫用の針の穴に糸を通すのを、肉眼と拡大視野でやるのでは全然違いますよね。

15分の予約で流れ作業的に治療をするのが無理な理由の一つがコレです。

こういうの見ちゃうとできないのです。

 

この映像は治療後にお見せしてる画像です。

見逃したことすらわからずに治療が完了しているケースがたくさんあるのではないかといつも思います。