審美歯科
ホワイトニングについて
ホワイトニングを含む美しい口もとの作り方
ホワイトニングは、歯に沈着した着色成分を専用の薬剤で分解し、本来の歯の白さを取り戻す治療法です。
ホワイトニングは、どこでどのように行うかという点から3種類に分けられます。1つめは主に自宅でマウスピースを用いて行う「ホームホワイトニング」。2つめは歯科医院に通って施術を受ける「オフィスホワイトニング」。3つめはその双方を同時に進める「デュアルホワイトニング」です。
他にも、神経を抜いたあと、神経が死んでしまうことで黒くなってしまった歯を白くする「ウォーキングブリーチ」や、歯ぐきの黒ずみを取り除く「ピーリング」も派生した方法として挙げられます。
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ホームホワイトニング
ご自宅で行うホワイトニングです。時間の制約がないため自由にホワイトニングの施術ができます。
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オフィスホワイトニング
歯科医院で、スタッフが執り行うホワイトニングです。濃度の強い薬剤を使用できるため1回でも効果を感じやすいです。
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デュアルホワイトニング
ホームとオフィスを両方行う方法です。双方の効果で、白さを感じやすく、持続しやすいという特徴があります。
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ウォーキングブリーチ
主に根管治療(歯の神経が感染した場合の治療)後、神経が死んでしまい黒ずんでしまった歯を白くする方法です。
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ガムピーリング
歯ぐきの黒ずみとその原因である増加したメラニン色素をレーザーなどで除去し、歯ぐきの色を明るくする治療法です。
ホームホワイトニング
ご自宅などで、専用のマウスピースに薬剤を注入し、一定時間装着することで、徐々に歯を白くしていきます。患者様はご都合に合わせてお好きな時間・場所でホワイトニングを行っていただけます。
お仕事や体調などの関係上、定期的な通院が難しいという方に向いていますが、オフィスホワイトニングに比べると薬剤の濃度が低いため、目的の白さを得るには数週間から2か月程度を要する、という難点もあります。
- 治療回数
- 毎日
- 治療期間
- 2週間程度
Merit メリット
- ご自宅でできるのでライフスタイルに合わせやすい方法です
- ホワイトニングの効果が持続しやすいと言われています
- オフィスホワイトニングに比べ治療費が抑えられます
- 色戻りがしにくいホワイトニングです
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になります
- オフィスホワイトニングに比べ、薬剤の濃度を抑えているため、効果が見られるまで時間がかかります
- オフィスホワイトニングに比べ、一回の使用時間が長くなります
オフィスホワイトニング
ホワイトニングに絡む施術を全て歯科医院にて行うのがオフィスホワイトニングです。歯科医院で全部の処置を行うため、自宅で何かしなければならないということはありません。1~3回ほどご来院いただくことになります。ホワイトニング剤を歯に塗り、特殊な光を照射します。それによって薬剤の浸透を促進して、短い時間で歯に白さをもたらすことができるのです。
- 治療回数
- 1回
- 治療期間
- 1日
Merit メリット
- 資格を持つ歯科医師・歯科衛生士が施術を担当するので、ムラが少ない仕上がりになります
- 1回の施術でも、ホワイトニング効果を得やすいです
- 必要に応じて歯のクリーニングと同時に対応できます
- 処置時に何か異常を覚えた時も適切な処置ができます
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になります
- ホームホワイトニングに比べ、患者様によっては料金を割高に感じる場合があります
- 歯の白さを保つには、繰り返しの来院が必要になります
- 薬剤を使用する際、痛みを感じたり、沁みたりする場合があります
デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを共に行うため、このデュアルホワイトニングでは短時間で際立った白さを感じることができます。ホームホワイトニングにもオフィスホワイトニングにもそれぞれ利点があります。前者は白くなるのに時間が掛かる代わりにホワイトニングの効果も長く続きますし、後者は短時間で歯の白さを感じ取ることができます。
両者のメリットを共に備えているのがデュアルホワイトニングです。結婚式前に、ブライダルホワイトニングとしても利用されます。
- 治療回数
- 2回
- 治療期間
- 2日程度
Merit メリット
- 資格を持つ歯科医師・歯科衛生士が施術を担当するので、ムラが少ない仕上がりになります
- 1回の施術でも、ホワイトニング効果を得やすいです
- 必要に応じて歯のクリーニングと同時に対応できます
- 処置時に何か異常を覚えた時も適切な処置ができます
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になります
- ホームホワイトニングに比べ、患者様によっては料金を割高に感じる場合があります
- 歯の白さを保つには、繰り返しの来院が必要になります
- 薬剤を使用する際、痛みを感じたり、沁みたりする場合があります
その他の方法
ウォーキングブリーチ
重度の虫歯治療では、歯の神経を抜く必要があります。ウォーキングブリーチとは、この神経を抜いた後の黒ずんだ歯を白くする方法です。神経を抜いた跡にできる空洞部分へ専用のホワイトニング剤を注入し、歯を白くしていきます。内部から歯を白くしていくというのが、この方法の特徴です。
- 治療回数
- 3~4回
- 治療期間
- 1ヶ月~1ヶ月半
Merit メリット
- 神経を抜いたことで変色してしまった歯を、内側から白くすることができます
- 歯ぐきの色も同時に改善できる場合があります
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になります
- 多少の色戻りが起こる可能性があります
- ガスが発生し、口腔内に違和感を覚える場合があります
- 治療中は、医師の指示を守ることを心がけてください
ガムピーリング
ガムピーリングとはピーリング剤を用いることで、歯ぐき表面の汚れを古い皮膚と共に取り除きます。垢擦りのようなイメージですね。その後、ピンク色の皮膚が再生します。
- 治療回数
- 1回
- 治療期間
- 1日
Merit メリット
- 施術直後から効果を実感できます
- 痛みも少なく、短時間で治療が完了します
- メラニン色素の沈着を改善し、歯ぐきを健康的なピンク色に導きます
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になります
- 効果の持続には個人差があり、一時的な改善にとどまる場合があります
- 金属による歯ぐきの黒ずみには、効果が期待できない場合があります
治療費用
※下記すべて税込となります。
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ホームホワイトニング上下 38,500円自宅で行うホワイトニングです。安全なホワイトニング剤をマウストレーに注入し、夜間装着してホワイトニングを行います
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オフィスホワイトニング前歯12本 38,500円~歯科医院で行うホワイトニングです。高濃度の薬液を使用し、レーザーなどを当てて効果を高めます。
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デュアルホワイトニング76,450円ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用します。おもに、結婚式用のブライダルホワイトニングとして使用されます。
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ウォーキングブリーチ22,000円/1歯歯を内部から漂白します。
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ガムピーリング6,600円(片顎)
11,000円(上下)歯ぐきの黒ずみを薬剤で除去します。
セラミック治療について
セラミック治療とは
セラミックの詰め物被せ物などの修復物を用いて歯の機能を改善させていくのがセラミック治療です。
セラミック治療を進める理由には以下のような点があります。まず、見た目も自然で、美しい口もとを保つことができます。これはセラミック特有の透明感のある白さが起因しています。
次に汚れが付きにくい性質、ケアしやすい整った歯に替わることで、虫歯・歯周病の進行・再発を防ぎ、口の中を清潔に保てるといったメリットがあります。さらに、セラミックは耐久性が高く長持ちし、金属アレルギーを引き起こさないため、多くの人にとって安全な選択肢だといえます。
- 治療回数
- 2~3回
- 治療期間
- 1週間~1ヶ月
Merit メリット
- 天然歯とほとんど変わらない見た目で、審美性も高い治療です
- 金属を使わないため、将来の歯科金属アレルギーの発症を抑制します
- 汚れが付きにくく、ケアのしやすい口もとになります
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になります
- 素材によっては金属よりも強度が低いため、噛む力が特に強い奥歯では使用が難しい場合があります
保険で入れた銀色の歯から変えたい方へ
銀歯は金属で作られているため、長期使用すると金属や接着剤が溶けやすくなり、
金属アレルギーや歯ぐきの変色の原因になる場合もあります。
そのため昔入れた銀歯からセラミックに変えたいという理由で受けられる方もいらっしゃいます。
セラミックは銀歯よりも自然で審美性が高いこと、虫歯になりにくいこと、金属アレルギーなどの心配がないことなどが挙げられます。
セラミック治療費用
※下記すべて税込となります。
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セラミック補綴物88,000円~137,500円セラミック治療の費用は、素材や治療法、形態、設置箇所などによって大きく異なります
審美的な前歯の修復物
前歯の審美治療でよく知られているのが、ラミネートベニアです。爪のネイルチップのように、薄いセラミックを歯の表面に接着する方法で、理想的な色や形に整えられます。
当院では同様の手法で使われるラミネートベニヤより削る量がほとんどない次世代型ベニヤ(ジルコブライト®︎)を提供しています。