セラミック治療のよくある例 その23 削る量をできる限り最小限にして修復したケース|浦安市の歯医者|新浦安駅のローズタウン歯科クリニック

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セラミック治療のよくある例 その23 削る量をできる限り最小限にして修復したケース

セラミック歯

 

歯のエナメル質というのは皮膚のようなもので、

バクテリアから守るためにとても大事です。

エナメル質はバクテリアを中に通さない構造をしていますし、

咀嚼の力に耐えるように結晶でできています。

りんご飴みたいな感じです。

 

セラミック歯

 

そんなエナメル質は、バクテリアの作り出す酸によって簡単に溶かされてしまいます。

一般的には むし歯 といわれますが正確にはう蝕症で生活習慣病です。

ご自分でバクテリアに餌を与えて増やしその結果として歯が溶かされたということです。

セラミック歯

この方の場合は歯の一部をう蝕にしてしまいました。

歯を失った部分だけを作って接着するというのは、

保険の給付対象になっている銀歯ではできません。

保険の給付で治療をするとなると銀歯に合わせて歯を削るということになります。

つまり、削る範囲を増やして治療を行うということです。

 

それは、こんな感じで歯を守るエナメル質をごっそり削るということです。

セラミック歯

 

歯を守ってくれるエナメル質をごっそり削るとは、もったいないです。

ちょっとした違いですが、これは将来的に大きな違いになりかねません。

きちんと説明を受けていますか?

エナメル質をほとんど削ると中の象牙質が露出します。

象牙質はバクテリアを通しますし刺激を神経に伝えます。

銀歯を装着してしみるという経験をされた方はよくわかると思います。

 

象牙質の表面をボンドでコーティングすると少しはいいかもしれませんが、

この行為は給付の対象になっていません。

 

もし、しみるのが続いたとしたら歯には持続的な傷害となりますので、

そのうち歯の中にある神経や血管が回復しない状態になります。

そして、歯の中の治療(歯内療法)をしないといけなくなることがあります。

 

そういったサイクルに陥るのなら、最初の時点でエナメル質を温存し、

ボンドで象牙質の封鎖をしっかりと行えばいいのにといつも思います。

 

セラミック歯

足りない部分だけをセラミックで修復しました。

かみ合わせの力が非常に多くかかる場所です。

 

セラミックといっても多種多様な材料がありますので、

その中から選択します。

セラミック歯

 

前後の比較です。

とくに封鎖をボンドでしているという点が安心できます。

 

歯を守るというコンセプトを少しでも考えていただけるのが一番だと思います。

 

この治療はあくまでも対症療法でありますので、

もっと上流にある問題を起しづらくする根本療法にも目を向けていただけると

治療を減らせると考えています。

 

根本療法をするのが歯科の醍醐味ですネ!

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