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横を向いた親知らずの抜歯はどうする!?
特に下の親知らずに多いですが、横を向いて歯が生えてきたら早めの抜歯をお勧めしています。時期的には17歳ごろには、いちどレントゲン写真で親知らずの生える方向を確認しておき、あとで大変な状況になる可能性が高いかどうかを診ておきましょう。
当院では、横を向いた親知らずの抜歯治療にはマイクロスコープを併用して行なっております。理由としては、切開量を減らすこと、歯をカットする際に余計な傷を生まないようにピンポイントでできることが挙げられ、これにより痛みや腫れを軽減させることにつながります。
テレビで脳神経外科の鍵穴手術が取り上げられることがありますが、イメージはそんな感じで似ています。
実はマイクロスコープ導入前は、メガネタイプのルーペを使っていました。現在、ルーペは全く使っておらずホコリをかぶっている状態です。
やはり、拡大率ではマイクロスコープに軍配が上がりますし、拡大することで視野が暗くなるのでそこに明るい光源を照らせるのも大きなメリットです。
そして、内臓カメラで状況をモニターに映し、治療のアシスタントと状況を共有できることにより治療時間の短縮が望めます。治療時間が伸びるのは、状況把握や状況共有がうまく行かないことによる決断の遅れというのが考えられるのです。
まだまだ、マイクロスコープをルーティンに使用している歯科医院は数パーセントしかありませんし、設置してあったとしても常時使用している歯科医師はさらに少ないようです。
しかし、マイクロスコープを使うメリットは開業歯科医の先生に少しずつ伝わっていますので、これからじわじわと普及していくと思います。
浦安市で親知らずの抜歯を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。
院長 青山達也