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院長ブログ

医院の実情をちょっと公開します。

今回は、
医院内でこんなやりとりをしていますという実情を公開しますネ。

今日は午後大変でしたが、なんとか乗り切れました。

社会人としての基本的事項ですが、
与えられた仕事をきちんと全うするということ、
とても大切です。

それがはた目に見て重要にみえなくても、
きちんとやることで
次のステップに進めます。

また、自分の立ち位置がないようにみえても
次第にその人は立ち位置が自然とできてきます。

「○○さんがいてくれて良かった」となります。

最初から、
「この仕事はたいした仕事じゃないから」とやってもいないのにジャッジすると、
ミスが出たり、他のスタッフや患者さんに迷惑を与えたりします。

「やりたい仕事をするには、やりたくない仕事をまずしないとたどりつけない」といわれます。

「これはやりたい仕事じゃないから」と言い訳をすると、
本当にやりたい仕事にたどり着けないことがあります。

一見、
やりたい仕事ばかりやっているようにみえても、
実は過去にやりたくない仕事をやっているものです。

そういう視点で物事をみるということが
とても大切です。

当院は18時までの診療時間としていますが、
これはとてもハードルが高いです。

遅くまで診療をしているのを辞めて、
働く人が家庭を大切にできるように、
というコンセプトでわざわざ大変な方向に向っているのです。

そのためには、
たくさんの工夫が必要ですし、
メンバー間での協力、連携、気転をきかすということが瞬間瞬間で必要になります。

自分自身を守るということから離れ、
患者さんのために自分を変えたり、
学んだりということが当たり前にできるということが前提となっています。

スキマ時間を使って学習をする、
それを蓄積して実践に活かす、
ということを習慣化するまではとても大変ですが、
やりがいのあることだと思います。

歯科医療は、
来院される方の人生に寄り添う仕事ですから、
患者さんがいい方に変容する場面に出会えると
とてもやりがいを感じますし、
なににも代え難いと感じています。

最初は人から与えられることが続きますが、
志をもって仕事に取組むことで次第に与えることができるようになり、
「与えられる喜びよりも、与える喜び」に変化していきます。

「与える人が最も与えられ心豊かになれる」ということを
実感できる瞬間が増えます。

しかし、そこまでたどり着くには相当な労力と時間が必要です。

自分の場合、それが実感できるようになるには10年かかりました。

しかし、それでは不十分だということもわかり、
学びを続けているのです。

情報を集め、まとめ、
さらに日本語では不十分なため英語の本を輸入し、
週末はセミナーに出席しています。

それらが最終的に喜びにつながることがわかっているから、
自主的にやっているのです。

さぼろうと思えばさぼれますし、
住民向けの講演もやらないという選択肢も残されています。

「知覚動考」

ともかくうごこうと読むそうです。

せっかく長い時間を仕事で過ごすのですから、
出勤するのが楽しみに思える職場となれるように、
これからも自ら動いて行こうと考えています。

さて、
ゆでがえる現象というのをご存じですか?

生きたカエルをコップの水の中にいれて、
お湯をわかしていくと、
沸騰に気づいた頃にはもはや遅いというものです。

これから医療崩壊が始まりますので、
崩壊してから動き出すのでは遅いと考えています。

それぞれで実力をつけて、
混沌としていく世の中をたくましく生きていけるように、
ここで働くだけでそういう勘を養ったり、
情報を知らないうちに得ているという風に、
医院運営を行なっています。

日本人はのんびりとしていますから、
なかなか危機感を感じられないでしょうが、
TPPが発動されると情報を得ている得ていないの差がもの凄く大きな差となります。

それぞれの役割をしっかりと行なえるように、
また楽しく仕事ができるように
(なかよしグループというだけではなく、仕事をきっちりとおこなってなかよし)、
これからもがんばっていきましょうネ。

がんばる人が評価される医院というのは、
これからも変わりませんが、
がんばり方は相談して下さいね。
エネルギーがあっても、ベクトルが違うと回り道をしてしまいますので。