歯科の重金属関連の話
投稿日:2018年1月18日
カテゴリ:院長ブログ
他の歯科クリニック、内科クリニック、消化器内科クリニックと連携して、問題解決を図る機会が増えています。その一つに重金属の問題解決があります。
日本ではアマルガム合金という水銀の化合物が歯に充填された時代がありました。こちらでは詳細は書きませんが、問題を明らかにするために毛髪ミネラル検査を始めとしたバイオロジカル検査が必要になります。また検査に基づき、アマルガム除去が必要となった場合は安易に除去するのは危険であると考えています。
小さな銀の詰め物を簡単に除去しようと試みて、もしそれがアマルガムであれば水銀ガスが発生します(ガスメーターで測定すればすぐにわかります)。人によってはこの影響が悪く出ることがあります。身体の状況や置かれている環境、遺伝的差異によって異なるようです。
先日、自閉症の治療に関してのセミナーを受講してきました。自閉症のお子さんを2人もつ米国医師の話です。自閉症は治すのは難しいが治る病気であるという日本のコーディネートされた医師の言葉が印象的でした。たまにこの先生のクリニックに紹介することもあります。
ウェブの情報は調べるには便利ですが、全ての情報が載っているわけではありませんので注意が必要です。私も安易に全ての情報を載せることは意図してしておりません。
来院された方はお分かりだと思いますが、オフライントークができるような治療であれば有用な情報はお伝えしております。歯科の水銀問題は、むやみに恐るものではありませんが、人によっては大きな改善が得られることがあるのも事実です。
米国の検査会社に出すことで、通常の保険医療体制ではわからないことも明らかになることがたくさんあります。
歯の問題解決、口の問題解決を図るのが当院の役目ですが、全身との兼ね合いが必要な場合は紹介をしています。これは大病院のこともありますし、個人のクリニックのこともあります。
木を見て森を見て土を見て、土壌改善サポートをする。
来院される方の健康長寿に向けたサポートに努めたいと思います。
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