ブログ

マイクロスコープ

マイクロスコープとむし歯治療 その3

浦安市にあるローズタウン歯科クリニック 院長青山達也です。

むし歯治療をすると、

「つめる」「はめこむ」「かぶせる」のどれかが必要になります。

今回は「つめる」に的をしぼって説明致します。

 

「つめる」治療は、コンポジットレジンという素材を使用します。

この素材は、特殊な光をあてると硬くなる性質があります。

 

「穴につめて、光をあてて硬くする」訳です。

その後磨きます。

実は、磨くときにマイクロスコープで拡大すると、

いろんなものが見えてきます。

 

例えば、気泡

製品の中に元々含まれていることもありますし、

「つめる」段階で混入することもあります。

 

そして段差

この段差をなくすには、通常のドリルで行っても

きれいに出来ない場合があります。

回転するドリルでは、ミゾが出来たりして、きれいにする限界があるのです。

 

特殊な道具の登場になるのですが、このように拡大することによって

見える世界が変わるので、治療に使う道具も変わっていくのです。

 

マイクロスコープは保険診療で決められているものではありません。

通常の保険診療では、たくさんの制約が存在する都合上、肉眼で行います。