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栄養療法のシンポジウムに参加してきました。
先日は、栄養療法のシンポジウムにスタッフと参加してきました。
「栄養療法って何?」という方のために、
ご紹介しておきます。
=======オーソモレキュラー.jpより引用============
オーソモレキュラー療法とは
オーソモレキュラー療法(orthomolecular medicine)は、栄養素-適切な食事やサプリメント・点滴、糖質コントロール-を用いて、わたしたちの身体を構成する約60兆個の細胞のはたらきを向上させて、様々な病気を治す治療法です。
海外では1960年代より、精神疾患領域の治療として応用され始めました。今では、その範囲は、内科疾患領域だけでなくアンチエイジングの分野やガンに対するビタミンCの大量点滴療法にまでおよびます。
こんにち我が国においても多くの医療機関において、オーソモレキュラー療法が日常診療に取り入れられ、そして素晴らしい成果が着実に上がっています。
========================引用終わり===
10年前は全く見向きもされなかったこの栄養療法ですが、
最終的なゴールは、
「日本全国30分圏内に栄養療法が受けられる医療機関があること」を
目指しているとのことです。
現在、
国内においては660施設まで増えてきたとの報告がありました。
さて、内容ですが、
午前のパートは「薬は本当に必要か?」をテーマに
内海医師の講演が行われ、
その後溝口医師との対談ディスカッションが行われました。
実際の内海医師は、
WEB上では過激とみられる発言が多いのですが、
そういったWEB上の発言の真の意図を暗に示す、
コアのしっかりとした講演をされました。
以下その断片です。
-
神経伝達物資を直接与えることと、砂糖を与えることの類似性。
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多様な食性について、整合性はとれるか
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科学の嘘について、現代教育の問題について
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単一素因論
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ダブルブラインドテストの問題点
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アカシックレコード
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医師歯科医師大学教育内容を具体的にどう変えるか。
- 遺伝子組み替えからどう身を守るか
今回は対談も行われましたが、いかんせん時間が足りず、
「栄養療法を批判した上でのディスカッション」を期待された参加者にとっては
少しがっかりするような内容だったかもしれません。
しかし、これについてはこの前週に行われたVTRがWEBに公開されているので
そちらを参照されると良いでしょう。
- 漢方専門医が語る漢方だけでは治らない話
-
栄養療法は現代版食養生
- 大学教育でオーソモレキュラー的血液検査読解を教えると救われる女性が増えるという提案
- 外科処置との併用例を写真を用いて
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ほくろ除去、タトゥー除去、豊胸、フェイスリフト
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アトピーの根本改善
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起立性調節障害
- ベースは栄養
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家族療法、アディクション
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三世代にわたるメディカルインタビュー
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臓器別疾患分類とアルゴリズム診断と治療
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不妊治療の話、出居先生
- 排卵誘発の問題、代謝が悪い
- 胚分割の問題、受精卵に力がない
- 着床の問題、高齢妊娠の問題
- シュゴシンタンパクの発現が不十分
- 不妊患者のフェリチン、亜鉛
- 栄養療法による妊娠率の向上
- 不妊治療学会での話題になってるか?の質問
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山形の深瀬先生へ
- 内視鏡検査歴二十年の視点
- 心身の不調、アンチエイジング、スポーツ強化
- 機能性消化器障
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「TV 主治医がみつかる診療所」出演中の
ひめのともみ先生、通称、「栄養番長」登場!
- 心療内科的視点から
- スタンダード治療をやり尽くした方への治療
- うつ病、アレルギー改善例
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会場からの質問、
- 子宮頸がんワクチンの必要性について
- 産婦人科医と内海医師の正反対な意見
- 新型うつ病についてのそれぞれの見解
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フリーディスカッションスタート
- テレビCMと製薬会社、その風潮について
- 各科からみた展望
- 検診が変わっていく、未病を治す
- 精神科の投薬は急性期のみ
- 先進国のプライマリーケア
- 学校給食の栄養の問題、タンパクをもっと増やす、
- 国の基準はみたしてるが、鉄が足りない
- 肉魚が足りない
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フロアからの感想の紹介
- 食事の情報がありすぎて困る
- いくら食べても消化できる胃腸がいる
- 胃腸が大事
- 食事以前に歯をケアするという意見
- 食卓でリラックスして食べられない人がいる
- 保険医療制度について
- 財政破綻してるので、混合診療解禁へ向かうのでは、という意見
- 受けたい医療が受けれないのが保険医療、自由に選択ができるのが自由診療
- 時代に制度があわなくなってきている
===============以上で終了=============
断片的なメモをざっとあげてみました。
内容はビデオ撮りされていたので、
詳細が知りたい方はあとでご覧になれる機会があると思います。
今回は多岐にわたる活用例に加え、
たくさんのすばらしい医師に出会えたのが良かったです。
個人的には、
浦安市でも連携できるクリニックが増えてほしいものです。
もし、これをご覧になった市内クリニックの医師の方、
いっしょに提携していきたいと考えていますので、
連絡をお願いします。
追伸)会場は有楽町マリオンでしたので、
お昼は近くの鹿児島県アンテナショップで食べました。
もちろん、
ここで白米をたっぷり摂ると血糖上昇により眠くなってしまいますので、
しっかりと低糖質高タンパクメニューを選んでます。
ちょっと面白いメニューがあったのでご紹介しますと、
こちらは、豚舌。
牛タンではなく豚タンです。美味しかったですよー。
シンポジウム終了後は、
有楽町献血ルームに行ってきました。
1時間半待ちという激混みのため移動し、
秋葉原で献血して帰りました(通算29回目でした)。
おしまい。