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呼吸は鼻から!
[インフル予防に大事なのはまず鼻呼吸!? ]
口呼吸の方、とても心配です。
人間の基本的な機能(鼻呼吸)ができていない、
口がぽかんといつも開いている子どもがたくさん見かけますが
感染リスクを上げていることを考えると心配です。
一生口呼吸で過ごさせないためにも、
親御さんにはお子様の呼吸には気を配ってほしいものです。
ところで、
鼻呼吸をしっかり行うには舌(べろ)が上あごにくっつくということが
大切だと言われています。
九州地方では小学校単位で「あいうべ体操」を行い、
鼻呼吸ができる環境を整えるという活動が増えてきているようですよ。
http://bit.ly/1ehs61t(インフルエンザ感染対策、小学校であいうべ体操)
素晴らしい活動ですね。
一方で、教育委員会がこういう活動をやってはダメだという
地域も存在すると聞いています。
なかなかうまくいかないこともあるようです。
番組内では感染ゼロといってますが、
実際には、
「感染はしているが発症はゼロ」、
「発症しても軽くて済む」
ことかもしれません。
インフルエンザウイルスって
簡単に体の中に入ってくるみたいですよ。
http://bit.ly/MhVE4m
(英語ですが最初の動画はとてもわかりやすいと思います)
お子さまが寝てるときに口元を見てみましょう。
口が閉じていなければ、のどは乾いています。
そうなると、
上気道感染から体を守る「IgA」という抗体が
働きづらいようです。
さらに、
激しいスポーツをするとIgAは減るという報告もあります。
IgA抗体は腸管においてグルタミンとビタミンAを材料に作られているのを
ご存じでしょうか?
グルタミン(アミノ酸)とビタミンAを食事で摂取できていなかったり、
糖質(砂糖、精白小麦、白米など)が多い食事をされていると腸内細菌のかく乱が起こりますので、免疫物質IgAがうまくつくられてない可能性があります。
スポーツ後にエナジードリンクやスポーツドリンクを飲むことは、
免疫にとって逆効果であることはこのことからも説明できますネ。
高タンパク、高栄養価の食品がこの時期は必要です。
かかりつけの主治医と免疫を高める食事や方法について
相談されてみてはいかがでしょうか?
尚、
当院では鼻呼吸を口呼吸に改善するための指導、
食事指導、口腔免疫を高めるためのメディカルサプリメントの処方を行っています。
お困りの方はご相談下さい。