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1年がかりで認定を受けました!
ご無沙汰しております。前回の投稿から約2ヶ月ぶりの更新となりました。
実はこの2ヶ月、情報の整理を行っており、
非常に忙しくしておりました。
そもそも、さかのぼること4年前でしょうか。
当院は、歯科医療の提供について大きなシフトチェンジを行いました。
従来ですと、
う蝕(むし歯)があればう蝕の充塡治療を行い、
何か行うとしてもフッ化物を塗布して終了という流れでした。
確かに、今でもこの流れは当たり前と考えられており、
広く受けいれられていることは十分存じています。
実を申しますと、
この方法は表面上の穴埋めをして一見むし歯が無くなったという満足で終わってしまい、根本的な原因へのアプローチをとっておりません。
これを対症療法と言います。
つまり、一生繰り返す可能性が非常に高いということです。
う蝕に体する根本的なアプローチとは、
穴埋めをする治療に加えて他に対策をとらないといけません。
う蝕の原因は、ミュータンス菌感染であり、食生活(糖質過剰)です。
う蝕を繰り返す方は、どちらかもしくはどちらにも問題があると考えられます。
これまで全部の歯の本数28本のうち、
23本の歯の治療歴がある方の例を見てみましょう。
この方のう蝕の原因菌すなわち ミュータンス菌について詳細な検査をしてみますと、全体のレンサ球菌数のうちう蝕菌比率は3.7%となっていました。
全体の菌数からすると、かなり割合が多いというデータです!
糖質過剰な食生活を見直し、改めてもらい、
さらに口腔内の除菌治療(3DS)を行うことで
現在のミュータンス菌レベルは3.7%から0.3%と変化しました。
う蝕を作るのはミュータンス菌が産生する酸が原因であり、
酸は糖を分解して作られます。
今回の除菌療法の目的は0.2%であり、
そこまで達成すれば再発の可能性は非常に低いということになります。
今回は、ミュータンス菌比率0.2%以下にするために、
再度除菌を行い再検査という予定となりました。
ちなみにこの3DS治療、正式にはDental (デンタル)Drug(ドラッグ) Delivery(デリバリー)System(システム)を略して3DSと読んでます。
任◯堂さんのゲーム機みたいですネ!
3DS治療はようやく、1年がかりで終了証を頂くことができホッとしております。
さらに、しっかりと3DS療法を行う鶴見大学歯学部の認定医院サイトに登録されておりました^ ^
これまで親から子へ、子から孫へと感染していたミュータンス菌の家族間連鎖が
断ち切れるようになったことは、
歯を守っていく医療として高い価値があるのではないでしょうか?
浦安市で3DS療法をお考えの方は一度ご相談いただけると良いかと思います。