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高齢者歯科

知っていますか?口腔機能低下症とは?

口腔機能低下症という言葉を聞いたことがありますか?あまり馴染みがないかもしれませんが、実は多くの人が知らない間にその影響を受けている可能性があります。

口腔機能低下症とは、噛む・飲み込む・話すといった口の基本的な機能が衰えている状態のことを指します。特に高齢になると、この症状が出やすくなり、放置すると食べる楽しみが減るだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

【こんな症状に注意!】

  • 食べ物が噛みにくいと感じる
  • むせることが増えた
  • 滑舌が悪くなった
  • 食事の時間が長くなった
  • 口の中が乾燥している

もしこれらの症状が一つでも当てはまるなら、口腔機能低下症のサインかもしれません。

【歯科医院での精密検査とリハビリ】 歯科医院では、口腔機能精密検査を受けることができます。一般的には50歳以上の方が対象とされていますが、50歳以下の方でも口の機能に問題がある場合は保険で検査を受けることが可能です。この検査で口の機能を詳しく調べることができ、症状の原因や程度を正確に知ることが可能です。また、口腔機能低下症が確認された場合には、口のリハビリテーション(訓練・トレーニング)を行うこともできます。

【口腔機能低下症の予防と対策】 口腔機能低下症は、日頃のちょっとした意識とケアで予防・改善ができます。

  1. よく噛んで食べる習慣をつける
  2. 食事の際には姿勢を良くする
  3. 定期的な歯科健診を受ける
  4. 口の体操(舌の運動、唾液腺マッサージなど)を行う

【健康寿命を延ばすためにも】 口腔機能の維持は、単なる「口の健康」だけではなく、身体全体の健康を支える基礎になります。おいしく食べて、楽しく話して、生き生きとした毎日を送るために、口の健康にもぜひ意識を向けてみてくださいね。

気になることがあれば、ぜにご相談ください。