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マイクロスコープ

マイクロスコープと診査診断 その2

浦安市にあるローズタウン歯科クリニック 院長青山達也です。

拡大して診ることで明らかになることがあります。

 

肉眼の3倍に拡大してみた映像です。

なにか、怪しいけど何が起こっているのかははっきりしません。

 

もう少し拡大してみましょう。

 

これで5倍です。なんとなく見えてきましたね。

でも、まだこれでは不十分です。

 

もっと拡大します。

 

8倍です。

金属と歯の間に「すきま」が見えましたか?

私の作業している倍率のスタンダードが「8倍」です。

 

それでももう少し拡大して見たいときがありますので、

もうちょっと拡大します。

 

12.5倍です。

さすがにこの倍率での長時間の治療は、顕微鏡酔いなどのストレスが

加わってきます。

時々、この倍率で、歯の構造の確認や、ヒビなどの診断をしたりします。

 

しかし、まだ最終倍率があります。

 

 

20倍です。

 

20倍になると、自分の目の前にこういう映像が「どーん」ときます。

このように、

最初は分りづらかった状況を「明らかにしてくれる」というのが

マイクロスコープ、顕微鏡治療の強みの一つです。

 

ちなみに、このスキマからむし歯が進行して、中で広がっていました。

 

確実にむし歯をとるため(確実性)と、

余計な部分を削らないように(低侵襲、温存)

むし歯の部分を赤く染めています。

 

 

いかがでしたか?

肉眼と拡大の違いは これほどまでに 見え方が変わっています。

 

マイクロスコープは、まだ日本の3%の医院にしか導入されていませんが、

将来的には「3%の医院に導入されていない」時代が

きっと来るはずです。

 

皆さんの近くの医院にも導入されている医院があるはずです。

迷わずそういう医院を選ばれることをお勧めします。