ブログ

予防歯科

綺麗な歯に高濃度フッ化物塗布って必要なのでしょうか?

2015年に発刊されたう蝕に関するバイブル的存在のDental Caries 3rd edの中にこのような記載があります。

=======引用=======
世界各地域における、う蝕コントロールを目的とした科学的根拠に基づくフッ化物の使用について;推奨 p271

・歯牙う蝕はフッ素イオン欠乏の結果引き起こされるものではない。しかし、口腔内にフッ素イオンを頻繁に応用することにより、どの年齢においてもう蝕病変の進行率を遅くする効果が得られる

・歯牙う蝕はどこにでも偏在し、病変の型や進行そして生涯にわたり進行するものであることをよく理解することが重要である。口腔内におけるフッ素イオンは、わずかに上昇した濃度で毎日使用すべきであり、年齢に関係なく現在までにおいて、フッ化物配合歯磨剤のみがう蝕の進行率を遅らせる唯一の媒体である

・う蝕コントロールの最大限の効果を得るには、フッ化物配合歯磨剤を使用した日々の口腔衛生に加え、食事由来の炭水化物摂取を制限することが必須である

・それゆえに、12歳までの年齢の子供においては、最大限のう蝕コントロール効果を得るためにフッ化物歯磨剤を用いた適切なブラッシングを、両親が管理指導しなければならない

=======引用終わり=======

これを踏まえて(正確には2nd edを読んだ2011年頃から)、当院では予防処置として行っていた健全な歯に対しての高濃度フッ化物塗布を廃止し、希望された患者さんに対しても行わない理由など詳細をお伝えしております。

それでも塗布してほしいという方もいらっしゃいます。

科学というのは常に更新されますので、柔軟に捉えていただければと思います。

しかし、現状として予防としてお子様が来院されたら、健全な歯にフッ化物塗布を行うという歯科医院がたくさん存在するようです

ちなみに、この書籍の前のバージョン2nd ed は、原著が発刊(2008年)された5年後(2013年)に翻訳されました。

この2015年に発刊された3rd edが翻訳されるのはいつになるのでしょうか^ ^

単に、読まれていないという歯科医師の先生方が多くいらっしゃり、古い慣習を続けているだけでしたら、妥当性の少ない医療行為を行っているという解釈をすれば、あとは時間の問題で解決していくでしょうか。

それとももしや、私が提示した書籍以外の何か、健全な歯に対して塗布を行うと圧倒的な予防効果が得られるというガイドラインや最新の知見を踏まえた科学的根拠があるのでしょうか?

もし歯科医師の先生方でご存知の方がいらっしゃれば、この場をお借りして教えていただけると幸いです。

院長紹介

院長

Tatsuya Aoyama

皆さま、こんにちは。私たちの歯科医院では、患者さま一人ひとりに寄り添い、最適な治療を提供することを目指しています。
精密な技術と設備を活用し、痛みの少ない治療を心掛けています。また、審美治療やインプラント、メインテナンス、訪問診療、抗加齢医学的栄養療法など、幅広いニーズに対応できる専門的なケアを提供しております。皆さまの笑顔を守り、健康的で美しい歯を維持するお手伝いをさせていただきます。お気軽にご相談ください。

略歴

H6年3月
宮崎県立延岡高校卒業
H12年4月
国立徳島大学 歯学部歯学科卒業
H12年5月
歯科医師免許証取得
H12-15年
インプラントセンター、予防歯科医院など3件で勤務
H15年7月
瑞の木会 ローズタウン歯科入社
H22年2月
ローズタウン歯科クリニック 継承
H31年4月
医療法人 地天泰 理事長 就任

所属

  • 日本歯周病学会(歯周病)
  • 日本口腔インプラント学会(インプラント)
  • 日本顕微鏡歯科学会(マイクロスコープ)
  • International Team for Implantology(ITI) member(インプラント)
  • 日本抗加齢医学会(アンチエイジング)
  • 日本分子状水素医学生物学会(アンチエイジング)
  • 日本アライナー矯正歯科研究会(マウスピース矯正)
  • Er-YAGレーザー臨床研究会(レーザー)
  • 日本口腔検査学会
  • 浦安市歯科医師会
  • 千葉県歯科医師会
  • 日本歯科医師会
  • 学校歯科医会

資格

歯科医師、日本抗加齢医学会専門医、ITIセクションジャパンインプラントスペシャリスト認定医