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インプラント治療のデジタルシュミレーション
最近はデジタル機器の進歩が目覚ましいです。インプラント治療の診断では、まずCT撮影(デジタルデータ)して骨の状態を調べます。そして、口の中の歯型をとってそれをデジタルデータに変換します。そしてその二つのデータをソフト上で融合させて、そこでインプラント治療のシュミレーションを行います。
さらに、このシュミレーションデータを3Dプリンタに出力して、インプラント治療時の手術支援ガイドを作成して、シュミレーション通りの正確な処置ができるようになっています。
そしてさらに、歯が一部ない方の場合、矯正治療を3Dでシュミレーションすることで歯がないところの隙間をインプラント治療なしで治療できないか?とか、その場合どのような噛み合わせになるのか?とか、逆にインプラント治療をした方が有利になるのか?とか、コンマ1mm単位でシュミレーションができるようになっております。
このデジタル化の波に加えて次に来るのが、フェイススキャンですね。顔を立体的に撮影したデータを上記のデータに重ね合わせるというものです。そして、そこでスマイルシュミレーションを行います。治療後の予測が視覚化されることで、イメージしやすくなると思います。現在、準備中です。
これらのデジタル化に加えて、精密に診査診断及び治療を行えるようにしたのがマイクロスコープ(歯科用手術用顕微鏡)です。聞いたところによると、全国での普及率は6%台だったと思いますが、実は各医院に1台ずつと思いきや、マイクロスコープのユーザーはその明らかなメリットから2台目、3台目を保有していく傾向にあるのでものすごく偏った普及状況になっているのだと思います。
先日、セカンドオピニオンで来院された方で、マイクロスコープで歯の状況を撮影して画面でご説明したところ、現在かかられている歯科医院の治療方針に納得されてお帰りになった方がいらっしゃいました。おそらくそちらの医院でも同じように映像で説明されたら良かったのだと思いました。
話を戻しまして、デジタルシュミレーションベースのインプラント治療だけでなく、インプラントの安定度を計測する機器(ISQ測定)も客観的な安定度を知るためにとても役に立っております。時々、骨の密度の問題で安定度が低く出る方がいらっしゃいますが、その場合はアンチエイジング(抗加齢医学、栄養医学)系の医療情報から対応策をお伝えしております。
浦安市でインプラント治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。